DiSC
○DiSCとは?
DiSCとは、職場のコミュニケーションを向上させ、コミュニケーション・ミスも防ぐ人材アセスメントツールです。
客観的なアセスメントを通じて、自分と相手のコミュニケーションスタイルを理解しトレーニングをすることで、
・なぜ、あんな言い方をするんだろう?もっと違う配慮のある表現もあるのでは?
・なぜ、何も言わないで抱え込んでしまうんだろう?
・なぜ、言っていることは正しいんだけど、他のやり方を受け入れないんだろう?
・なぜ、話がおもしろくアイデアは出るんだけど、忘れてしまうんだろう?
というような職場でよく見かけるコミュニケーションでの疑問を解消することができます。
組織のチームワーク力向上や、お客様・社外の関係者とのコミュニケーションも円滑に進めることが可能となります。
「DiSC」は1920年代に心理学者ウィリアム・M・マーストン博士が「DiSC理論」と提訴し、1963年行動科学者ジョン・ガイヤー博士により、自己分析のツールとして応用されたものです。
この理論を用いた人材育成ツールは世界84か国4500万人以上の利用実績があります。
DiSC理論では人間の行動傾向を「D、i、S、C」
「D」主導型 「i」感化型 「S」安定型 「C」慎重型 の4パターンに分類します。
■Type「D」=主導型(Dominance)
・結果を直ぐに求める(早く成果を出そうとし、何が必要なのかを直ぐに考える)
・行動を起こす(悩んだり考えたりするよりもまず行動を起こす)
・挑戦を受けて立つ(プレッシャーにたじろぐことなく立ち向かおうとする)
・意思決定が速い(買うか買わないか、やるかやらないか、意思決定が速い) etc
■Type「i」=感化型(Influence)
・人と接することを好む(自分から積極的に人と関わろうとする)
・周囲を明るくする力を持っている(肯定的で、明るいムードメーカー的存在)
・楽観的で信じやすい(状況を好転させ、前に進もうとする)
・人を励ます(自ら援助を申し立て、人を喜ばせる) etc
■Type「S」=安定型(Steadiness)
・マニュアル化された仕事の進め方を好む(慣例・ルール・マニュアルを大切にする)
・忍耐力がある(最後まで粘り強くやりとげる)
・安定した職場で力を発揮する(心理的安全・安定ある職場で力を発揮する)
・聞き上手である(相手の立場で話を受け入れながら聞くことが得意) etc
■Type「C」=慎重型(Conscientiousness)
・細部に注意を払う(少しのミスも許さず、隅々までチェックする)
・正確さをチェックする(データ・資料を駆使して、正しさや合理性を追及する)
・衝突時に間接的アプローチをする(妥協や人を介し衝突を回避しようとする)
・賛否両論をじっくり分析する(意見を鵜呑みにせず反論も検討し結論を出す) etc
自分や他者がどのパターンであるのかを理解し、自分と他者の違いを把握することで、意思疎通をより円滑に取ることが出来ます。
違いが分からず、タイプの違う人間に、自分の思考、行動だけで進めると、様々な価値を失い、企業としても大変な損失となります。
※上記の各写真は各タイプイメージです。
当社では、「標準プログラム」と「カスタマイズプログラム」を提供しています。
【カスタマイズプログラム事例】「DiSC」研修プログラム
導入企業 |
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某 アパレル販売会社 |
研修タイトル |
幹部リーダープログラム「DiSCを使用したブラインドスポットの気付きとメンバーコミュニケーション向上」 |
実施の狙い |
受講生自身のコミュニケーションにおける傾向と他者の傾向を理解し、相手に応じた適切なコミュニケーションをとることで、ミスコミュニケーションやモヤモヤを減少させる。 組織力とエンゲージメントの向上を目指す |
プログラムのポイント |
・組織成長のポイントを理解 ・DiSCの行動特性を理解 ・社内サーベイへの活用を検討 ・DiSCの実践力を強化 ・EQ(自己パターンの理解)の活用 ・効果的な指示・フィードバックを学ぶ |
実施前問題点(社員へのヒアリング) |
・部長がマネージャーを通さないメンバーへの指示 → レポートラインへの不信等から退職者発生 ・相手の感情を考慮しない発言 → 受け手のモチベーション低下 ・顧客ではなく上司の顔色をうかがった仕事の進め方をしなくてはいけない ・上司からの追求を恐れるために、仕事上のリスクをとることができず言われたことしかしない ・メンバーは頑張っているものの、一方で自分の意思をもった行動や提案が弱いと顧客から指摘を受ける ・業務を進める上で、決まったことだけを進める閉塞感が組織に発生しチャレンジしようとしない ⇒問題の本質の深堀から見える「組織の理想」 |
研修ゴール |
幹部職に求められる「コミュニケーションスキル」 ・自身のメンバーに対する影響を理解している ・自身の意図と相手への影響の違いを理解している ・自分の感情を管理し相手への影響をコントロールできる ・適切なフィードバックができる ・組織のレポートラインを設計し、チームワークを高める仕組みを検討できる |
実施成果 |
DiSC行動特性からの自身のコミュニケーションでの影響理解 ・「言い方一つ」で社員のやる気を高めることも、下げてしまうこともあることの理解 ・自分が「普通」で他者が間違っているのではなく、1人1人違った価値基準と行動形式をもっていることの理解 ・組織における役割定義と各レベルに応じた「報連相」の設計 ・社員を仕事を通じ成長させ、成功実感や充実感をもってもらうよう、各個人の特徴や短所を理解しておく必要性の理解 ・実際にメンバーに合わせたコミュニケーションの取り方 ・ポジティブ/ネガティブ反応の自己パターンの理解と対応方法 |